SIGMA DP1 MerrillとDP2 Merrill、そしてSD1 Merrill

SIGMAからSD1に搭載された新型Foveon X3を詰んだDPシリーズが発表されました！その名もDP1 MerrillとDP2 Merrill。そして新しいSD1「SIGMA SD1 Merrill」も発表されました。

一昨年末にSIGMAさんのイベントに参加後、FoveonセンサーにやられてDP2xを買ったんですが、DP2xの発表前には「新しいDP2にはSD1の4,600万画素センサーが搭載されるんじゃね？」とか、勝手に妄想していました。まあ、実際に発売されたDP2xは従来通りの1,406万画素のFoveonセンサーだったわけですが、ここにきてSD1と同じFoveon X3を搭載したDPシリーズが発表されました。

しかも、名前はDP1 MerrillとDP2 Merrill。MerrillはFoveon X3のジェネレーションネームとなっていて、このセンサーを詰んだカメラということでDPシリーズにもMerrillが付いています。なおMerrillはFoveonセンサーの開発者の一人である「ディック・メリル(Dick MERRILL)」氏（故人）の名前が由来になっているそうです。こういうネーミングセンス僕は好きですよ。でも日本人の名前だったら…とか考えたのは内緒です（笑　なお、Foveon X3の開発の経緯などはこちらの記事にまとめています。
→SIGMA（シグマ）一眼レフ用交換レンズ 体験イベント その4（光と色を捨てず加えないFoveon X3 ＆ SD1の紹介）

このDPシリーズは新型の4,600万画素Merrillセンサーの搭載も目玉ではありますが、それ以外にも気になる点がかなりあります。まずはボディが完全に新規設計（だと思います）なところですね。ダイアル式メニューを採用していますし、液晶モニターは2.5型23万画素から3.0型92万画素にパワーアップしています！正直DP2xの液晶は「これいつの時代のデジカメ？」って感じでしたからね（ぉ まあ、その分ボディサイズも一回り大きくなっちゃっていますが。レンズ周りだと搭載位置の変更や沈胴式の廃止、フォーカスリングの搭載などの変更がされていますね…いいなこれ！
あと、何気に動画もQVGA:320×240（30コマ/秒）からVGA:640×480 (30コマ/秒)という微妙な進化を遂げています（笑　ってか、このカメラは動画機能いらn(ry
→SIGMA DPスペシャルサイト

SD1 Merrillは先代SD1の機能、性能、仕様はそのままに、価格のみを大幅に改訂したものです。その価格はなんと20万ですよ！奥さん！！（ぉ SD1の70万という価格が発表された時には驚かされましたが、今回は逆の意味で驚きました（笑

SIGMAさんとしても初代SD1の価格設定には納得がいっていなかったようです。イベントで山木社長は「APS-Cとしては常識はずれでは無い価格を目標に考えている」とおっしゃっていたので本当は最初からこの価格で出したかったかったんでしょうね。
しかし、1年でここまで値段を下げるのは相当努力したことでしょうね。しかも、現状のSD1ユーザーの事もちゃんと考えていて40万円分のSIGMA商品交換ポイントが貰えるそうです。いやーこれは惚れますな（笑
→SD1 Merrillの発売について
→SIGMA SD1 ポイントサポートプログラムについて


しかし、早くこのMerrillセンサーが作る画をみてみたいですね！！
とくにDP1 MerrillとDP2 Merrillは、レンズ交換式のSD1とは異なり、レンズはセンサーに対して専用設計ですし、センサーもレンズにあわせた専用チューニングしてくるでしょうからね。まるで某黒いMHのシンクロナイズド・フラッターシステムみたいだ（ぉ
もしかするとSD1より凄かったりして…。

ただ気になるのはSD1 Merrillは価格発表されていますが、DP1 MerrillとDP2 Merrillは発表されていないんですよね。いったいお幾らなんでしょうか？SD1 Merrillが20万程度なんで、僕的には7～8万くらいかな？とか思ってたんですが今日CP+の会場からこんなつぶやきやあんなつぶやきもあったので予想の斜め上な予感が…＾＾；