不死者に関する考察（from BACCANO!）

「バッカーノ!」とう言う、小説があります。アニメ化もされた物語で、僕はかなりハマっており、小説は全部読んでいます。で、この物語のキーワードに「不死者」と言う、存在があります。先日、39度を超える熱でベットで寝ていたところ、グラグラの頭で何故かこの事を「不死者」の事を延々考えていたのです。なんで考えていたのかは謎なんですが、せっかくなんで記録しとこうかと思い立ち、記事にしてみました。

「バッカーノ!」を知らない人には「？？？」って感じですが、ダラダラ書いていきます。

まず、「不死者」の特徴は

• 成長が止まり、歳を取らない（不老）
• どんな傷をおっても、例え体をバラバラにされても、元通り再生される（不死）

俗に言う不老不死ってヤツです。
ただし、この無敵の能力でも、ちょっとした制限があり、「不死者」同士であれば殺すことも可能です。ですが、今回の考察にはあまり関係ありませんので、その点は置いておきます。

この「不死者」には、ある特殊な酒を飲むことで、そのだ時点より「不死者」となり、不老不死の能力を身につけます。この不老不死の能力はどの時点を基準としているのでしょうか？
この酒を子供の時点で飲んだ場合は子供のまま（チェス）、青年は青年のまま（マイザー）ですし、老人の場合は、もちろん老人の状態（セラード）から不死者となります。 中にはその特性に気付き、自分が望んだ年齢になった時点で酒を飲む人（シルヴィ）もいます。ですので、不老の基準は酒を飲んだ時点となります。（あたりまえ？）
また、肉体の再生（不死）に関しても酒を飲んだ時点からとなります。飲んだ直後に頭を破壊されて再生を行います。ですので、老化についても再生の一種なのかもしれません。
※「不死者」には不完全な状態もあり、不老、不死のどちらかの状態の人間もいます。
ただ、この再生の能力については、僕的に気になる部分があるのです。

小説中の挿絵や描写を見た限り、酒を飲んだ時点から体型もまったく変化していないようです。ま、不老不死なんだから当たりまえじゃん！って感じですね。ですが、もし、筋肉を増やしたり、体重を増減させたい場合はどうなるのでしょうか？。
例えば、筋肉を増やす場合ですが、通常筋トレを行うと思います。筋トレは傷ついた筋繊維が自己修復によって回復する際に、元の状態よりも、肥大し強く回復します（これを超回復と呼びます）。これによって筋肉量が増え、筋力アップとなります。ですが、筋トレによって、どんなに筋繊維を破壊しようと、不死者の能力として再生し元に戻ってしまうので、筋肉の超回復は起きない事なります。また、体重を増減させようとしても、筋肉、脂肪を、どんなに増やそうが減らそうが元の状態に戻ってしまうと考えられます。 作中でもペッチョが「脂肪を減らしても戻ってしまってダイエットできない。」と言っている描写があります。（本気でダイエットしているとはおもえませんが）つまり、不死者は身体を変化させる事ができない、筋トレもダイエット不可能と考えられます。ですんで、ペッチョとは逆にランディはガリガリのままって事になりますね（笑）

こう考えると、不死者は身体を鍛える事ができないので、戦闘的な能力は上げる事はできないように思われます。ですが、知識や経験を得て戦闘技術を向上させる事は可能です。 例として「不死者」になったあとに、体術を覚え（正確には知識と経験を奪ったのですが）、達人並みの立ち回りを行う者（エニス）もいます。
「不死者」には合気道等の、力ではなく技に重きを置いた格闘技が向いているようです。 また、銃器等も扱う技術の向上により能力を上げる事は可能ですので、スナイパーやガンマン（西部劇かよ；）等も向いていますね。

さらに気になるのは、「不死者」は子供作れるのでしょうか？ 女性は身体の状態をリセットされてしまうので、もし受胎したとしても元に持ってしまうと思われます。男性に関しては種が血液と同じ扱いなら体に戻ってしまうことになりそうです。
そもそも永遠に生きるという事は、子孫を残す必要が無いともいえます。そう考えると「不死者」が子供を残すせないのは自然の摂理なのかもしれません。ヒューイじゃないですが、是非フィーロとエニスに実験をしてもらいたいです。でも、実践するは何百年後になるのやら（笑）

筋肉や子供作りなどの話をしましたが、もっと日常的な事、例えば髭や髪等の毛はどうなんでしょうか？挿絵や描写を見る限り2000年代のフィーロやエニスの髪型は変化していますが、あくまでスタイリングのレベルであって、髪の長さ自体は変わっていないようです。また、この2人以外に人物に関しては、まったく変化していないように見えます。そう考えると髭や髪も基準点の長さを保持しつづけるのかもしれません。
でも、髭を剃っても髪を切っても元に戻ってしまうのはちょっとこまるかも…、もしかして爪もでしょうか？もし、爪を伸ばし過ぎて「明日あたり爪切らんとな…」とか思ってる時に酒飲んじゃたら困りすぎです。（実は僕、爪を短く保っていないと気になる人なんです。周りの人から見ると短すぎて深爪らしいですが…）
爪もそうですが、もっと深刻な問題もあり、は病気やケガはどうなるのでしょう？ 例えば風邪を引いていて体温が40もある時に酒を飲んだら、熱は下がらないのでしょうか？手を骨折した状態で飲んじゃったら、骨は繋がらず、痛みが続くのでしょうか？末期癌の状態だったら…。
これらを維持し続けられたら、それ以上悪化はしないで死にはしませんが、これが永遠に続くとなると拷問ですよね。
ちょっと怖いですね。
 

「不死者」になる瞬間の病気やケガは、もしかすると直る可能性はあるかもしれません。 「不死者」のメカニズムは異次元に存在する別の生物と融合し、死んでも傷が細胞同士で繋がり合うと考えられています。この「別の生物」には感情もあるようなので、もしこの生物が融合の際に、病気やケガを直す判断をする可能性も無くは無いと思います。
もし、宿主なる人間が病気やケガを負っておりそれを強く直したいと言う意志の力があれば、「別の生物」は何らかの反応を示し、対応してくれるかもしれません。そうなると、全ては「別の生物」の気分次第と言うことになるので、なんでもありになっちゃいますがね…。(ロニーのように)
でも、この「別の生物」にそこまでの力は無いかもしれません。あくまで「元あった状態を記憶し、常にその状態を維持する。」という限定された力かもしれません。ま、この「別の生物」の詳細な事は記述されてませんので、あくま可能性の話と言うことですね。

もし僕がの「不死者」になる事となった場合に最も重要な事、それは「酒を飲むタイミング」です。「別の生物」の気分はあてになりませんし、やはりここは万全の状態で飲みたいです。なんせ一生、いや永遠を決める事ですからね～、爪を伸ばしすぎで永遠に後悔し続けたくないですし（笑）
ジムにかよって身体を鍛え、床屋に行って、体調が最高の時に飲みたいですね！！！
て、言うか僕の場合、そんな事ばっか考えて、いつまでたっても飲まなそうだな…。

「まあいい」

最後までお付き合いありがとうございました。